7月に入り本格的に暑くなりましたね。
酷暑が続いているのでみなさん、熱中症には十分お気を付けください。
まんがBASEでは、来月に開催されるまんが甲子園に向けてまんが甲子園コーナーの作品の入れ替えを行いました。
今回は、『まんが甲子園作品展 ~プロ漫画家特別編~』と題し、今回審査員として来高されるえすとえむ先生と、藤近小梅先生のお二人が高校時代に制作に携わった2作品をピックアップしました。
それでは、どうぞ!
第7回(1998年)第一次競技提出作品
東京都立芸術高等学校(東京都)
テーマ『クローン』
参加ペン児:えすとえむ先生
昨年に引き続き審査員を務める、えすとえむ先生。今年は予選から審査をしていただいています。
この作品のテーマは「クローン」。この作品では牛肉が「大特価500g 980円」で売り出されています。なぜこの安さなのか…
パッケージには「私のクローンです」と、牛の顔写真が貼られています。まるで「私が育てました」と安心安全を売る「産地直送野菜」のようですが、自分がいかに恵まれた環境で育ったかを説明しています。
この大会が開催された1998年は、「世界初のクローン牛」である「のと」と「かが」が生まれた年です。映画などの影響で、近年では身近に感じられるクローン技術。クローン技術は食糧不足の解消などに役立つ一方、安全性・倫理的な問題なども避けられません。ポップな見た目とは裏腹に、難しい問題を提起する作品です。
ちなみに、この年のまんが甲子園でえすとえむ先生の東京都立芸術高等学校は、最優秀賞を受賞しています。
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特報!
まんが甲子園本選翌日の8月5日(月)、えすとえむ先生のまんが教室を開催します。プロの漫画家から直接、指導が受けられる大チャンス!先着順なので早めに申し込もう!!
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第20回(2011年)予選提出作品
学校法人 大阪情報コンピュータ高等専修学校(大阪府)
テーマ『○○の神様』
参加ペン児:藤近小梅先生
2023年夏にアニメが放送され、今年6月に最終巻が発売された人気漫画『好きな子がメガネを忘れた』の作者であり、今年のまんが甲子園ゲスト審査員を務める藤近小梅先生は大阪情報コンピュータ高等専修学校の出身。
藤近先生が出場した第20回大会では実行委員会会長賞を受賞しています。
同大会の作品のテーマは「○○の神様」。
「○○の神様」と言われると、あなたは何を想像しますか?「漫画の神様」手塚治虫や、広瀬香美の名曲「ロマンスの神様」、大谷翔平の活躍で再び脚光を浴びている「野球の神様」ベーブルースらが出てきますね。
作品の右上では、戦争中の兵士が「神様、この地球を助けてください」と神様に助けを求めています。
作品の中央には惑星を抱えた神様たちの姿があり、真ん中の女神様が
「神様、この地球を助けてください…!」と訴えています。
作品の左下にはオレンジ色の髪で青紫色の体色の人物が「OK」と了承しています。これはひょっとすると「”神様”の神様」なのかもしれません。
地球を助けてくれる神様は、この人でしょうかぁ~♪(「ロマンスの神様」風に)
展示期間は8月末まで。
この機会にぜひご覧ください。
そして、来月はいよいよまんが甲子園本選です。出場されるペン児の皆さん、ベストを尽くして最優秀賞を目指しましょう!