昨日の余韻も感じつつ、3/5（日）にも２つのまんが教室を開講しました。
まず、午前にコロコロコミックで『あまいぞ！男吾』を連載していたMoo.念平先生
Moo.念平先生『ストーリーを一緒に作ってみよう！』
この教室では、ストーリー作りの勉強をしました。
参加者は、Moo先生が作った紙芝居の主人公に降りかかるピンチを解決するアイデアを考えます。
ところが、教室で使う課題が力作過ぎて…
Moo先生、まさかの紙芝居が間に合わず
残りのページを仕上げるため、急遽、Moo先生のライブドローイングがスタート！
筆ペンを使って、ものすごい速さで絵を仕上げていきます。
プロの技術に食い入るように見ている子もいました。
30分かけて無事に紙芝居が完成し、いよいよ物語づくりのスタートです。
（物語のあらすじ）
主人公は十休（とっきゅう）さんというお坊さん。ある日、友達の女の子が鬼にさらわれてしまいます。女の子を助けるために十休さんは冒険の旅に出ますが、様々なピンチが主人公を襲います。ピンチを乗り越えて十休さんは女の子を助けることができるのか！
問題は全7問、果たしてピンチをとんちで乗り切れるのか…
参加者たちは思いもよらぬ発想で次々と解決法を描いていきます。
最後は自分たちで考えたアイデアがストーリーになって一本の紙芝居が完成！
Moo先生が参加者のアイデアを選んで読み上げていきます。
笑いあり、驚きありのにぎやかな教室になりました。
午後の講師は、アニメにもなったヒット作『BTOOOM!』や、現在月刊コミックバンチで連載中の『怪獣自衛隊』の作者である井上淳哉先生。
井上先生は四万十市のご出身で、高知愛に溢れた先生です。
井上淳哉先生『キャラクターを作ってみよう！』
井上先生の教室は対象が中・高校生。将来、漫画家になりたい、絵を描くことが好き、井上先生を見たい…参加の目的は様々ですが、皆さん真剣です。
そんな皆さんに対して井上先生は、漫画家を目指すうえで自分がやってきたことを自身の体験談を交えながら話してくれました。
▲東京のゲーム会社を30歳のころ退職し、本格的に漫画家として活動を始めた井上先生。就職する前からずっと漫画家を目指していたそうです。進学や就職、これから進路を選択していく学生にとって、いくつもの選択を経たのち漫画家になった先生のお話はとても胸に響く内容だったと思います。
そしていよいよ、教室がスタート！井上先生から「ご自身で漫画を描いたりキャラクター作りをされている方はいますか」と聞かれると、ほとんどの参加者が手を挙げるなど、皆さん真剣に漫画に取り組んでいるようでした。
参加者のほとんどが自作のキャラクターを持っているということで、急遽、それぞれのキャラクターと考えたお話に対してアドバイスをいただけることになりました。
▲井上先生の前で自身の作品を発表する参加者
▲一人ひとりの席を回りながら、キャラクター作りや物語の作り方のアドバイスもしてくださいました。皆さん一生懸命制作しています。
▲井上先生と一緒に新潮社の編集者も来て下さっていました！
編集者目線でのアドバイスをもらえたりお話を聞けたりと…漫画を描いたりキャラクター作りをしている参加者にとってよい経験になったかと思います。
素敵で超力作の紙芝居の課題と楽しい教室を考えてくださったMoo.念平先生、
キャラクター作りの指導だけでなく、参加者の親身になりお話を聞かせてくださった井上淳哉先生、ありがとうございました！
将来漫画家になりたい人や、絵を描く事に興味がある皆さんにとって、とても勉強になる貴重な体験になったかと思います。
今回習ったことを活かして、今後の作品作りなどに役立てていただけると幸いです。
今後も高知まんがBASEでは
様々なイベントを企画しています！！
今回開催したようなプロの漫画家から直接まんがや作画のコツを学べる『まんが教室』や
プラ板・しおり・うちわ作りなど絵を描きながらものづくりができるような『ミニイベント』、アニメーション会社に勤めるプロから直接学べる『アニメーション教室』など、ホームページやSNSで随時お知らせや募集をしております。ぜひフォロー＆チェックしてくださいね♪
