12月になり、本格的に冬に突入しましたね。⛄
皆さん、乾燥と風邪には十分ご注意ください。
さて、まんがBASEではまんが甲子園作品展示コーナーの入れ替えを行いました。
審査委員長賞の7回目となる今回は、北海道札幌南高等学校と函館白百合学園高等学校の北海道2校の作品をご紹介します。
それではどうぞ!
第1回(1992年) 審査委員長賞
北海道札幌南高等学校(北海道)
テーマ『一番の日』
顔出しパネルにおじさんが顔を出してそれを見ながら爆笑している4人の女の子。
一見、どういうオチ?と思ってしまいますが、これはいったいどんな場面なのでしょう?
実は、作中の顔出しパネルは同校のペン児たちがこの大会の敗者復活戦で描いたものでした。
こちらがその作品です。👇
第1回(1992年) 敗者復活戦提出作品
北海道札幌南高等学校(北海道)
テーマ『土佐』
(※こちらの作品は展示していません)
敗者復活戦の作品を描き終え、ペン児たちと顧問の先生が作品の出来栄えを評価しています。どや顔でパネルから顔を出す先生を見て、生徒たちは大爆笑。チームワークの良さが垣間見えます。『目を引く』より『顔を引く』というセリフも良いですよね。
また、作品の裏面にこんな書き込みを見つけました。
『私たちが一番充実できる日、それは皆で楽しく漫画が描ける日です。』
遠く北海道からまんが甲子園に参加して、仲間たちと一緒に漫画が描けるこの一日こそ、彼女らにとって『一番の日』になりました。
第12回(2003年) 審査委員長賞
函館白百合学園高等学校(北海道)
テーマ『オンリーワン』
女の子が花占いをしていますが、自分の望む結果にならないようです。
そこであることを思いつきます。
それは、アサガオを使って花占いをすること。
アサガオの花びらは一枚だけ(オンリーワン)なので、こうすれば望む結果は間違いなし!
2段目の悪だくみを思いついた顔が秀逸ですよね。彼と上手く行くためにその知恵を使えばいいのにとも思いますが…
ちなみに、この大会の前年2002年はSMAPの名曲「世界に一つだけの花」がリリースされ話題になりました。
作品の中で花とオンリーワンが掛かっていますね。
いかがでしたか?
原画を見ていくと、生み出された背景やペン児たちの思いなど、写真だけでは見えてこないものが伝わってきます。
皆さんもまんがBASEで作品のバックボーンや伝えたいことを考えながら鑑賞してはいかがでしょうか?
展示期間は2025年1月29日(水)までです。