11月に入り、肌寒い日が増えてきましたね、みなさんいかがお過ごしですか?
1Fまんが甲子園コーナーでは展示している作品の入れ替えを行いました。
今回は残り2か月ほどで年が変わるので、「変化」にまつわる作品を展示しています。
それではご紹介していきましょう。
第10回(2001年) 東北高等学校(宮城県)
テーマ『伝統』
『獅子は我が子を千尋の谷に落とす』という、わが子に厳しく子育てをするという意味の有名な言葉があります。その文字通り今まさに父ライオンが子ライオンを高い崖から落とそうとしており、それに対し母ライオンが心配して止めています。父ライオンは伝統と母ライオンの板挟みに困り顔。子ライオンは何も分かっておらず無邪気に笑っています。
どんな伝統であってもその時代に合わせて変化していくことは避けられないようですね。そんなことを考えさせてくれる作品です。
ちなみにもしもライオンの子どもが崖から落ちたら親は助けに行くそうです。
第16回(2007年) 富山県立志貴野高等学校(富山県)
テーマ『世代交代』
時が経って白黒テレビから、色が付いた薄型テレビに、さらに時が経てば何もない空間に映像が映し出されるようになるというテレビと生活の世代交代を表しています。
しかし、見ているものは御老公とゆかいな仲間たちの世直し旅。時代や機器が変わっても変わらないものもあるのだと教えてくれますね。
第19回(2010年) 愛知県立豊明高等学校(愛知県)
テーマ『あしたの○○』
ママの時間ごとの機嫌とその理由を天気予報のように姉が発表し、それを弟が聞いています。「外出の際は傘を持ちましょう。」のように「おかしをお願いしましょう。」というセリフに思わずクスッとしてしまいます。
果たして明日のママの機嫌やいかに…。
発表の用紙の画材に色鉛筆やクレヨンが使われているのも子供らしさが表れてていいですね。
いかがでしたか?ペン児たちの力作をぜひ見に来てください。
展示期間は11月1日から12月27日までです。