
2月26日(水)、大型クルーズ船「ノルウェージャン・スカイ」が高知に寄港しました。これに合わせて高知まんがBASEでは、海外から高知を訪れた皆さんに日本のまんが文化に親しんでいただこうと「オリジナルしおり作り」のイベントを開催しました。
多くの国の方々が参加!国際色豊かなワークショップに
イベントはプエルトリコやアメリカ、スペインやコロンビアなど多くの国の方々にご参加いただきました。会場はご家族連れや、友人グループらでとても賑やかで、言葉の壁を越えてみんなで一緒にまんが文化に触れる楽しい雰囲気が生まれました。
英語での説明もバッチリ対応!スタッフがしっかりサポート
この日は普段と違う海外からのお客様ということで、英語対応が可能なまんがBASEスタッフと高知県の国際交流員を中心にワークショップを進行しました。海外から来られた方に高知でいい思い出を作っていただけるよう、予め絵を描くための英語版のHowTo漫画も作成し備えてきました。まんが制作でよく使われる「ミリペン」や「羽ぼうき」といった道具の使い方を説明すると、初めて触れる道具や絵の描き方に興味深々で、説明する作画スタッフのアドバイスも聞きながら、夢中になって楽しく作業を進めていました。
本格的な画材で和柄の色紙や土佐和紙に絵を描き、オリジナルしおりをデザイン
漫画家が使うペンや色鉛筆などいろいろな道具を使って自分だけのしおりをデザインしていきます。好きなキャラクターを描く人、和風の色紙でデザインする人、オリジナルのまんが風の絵に挑戦する人など、それぞれの個性が光る作品が次々と生まれました。土佐和紙製のしおりに挑戦する方には和紙に筆ペンで美しく絵や字を描くテクニックなども教えます。
完成!世界に一つだけの素敵なしおり
20~40分の制作時間を経て、参加者全員が素敵なしおりを完成させました。最後はラミネート加工とリボンを施し、完成。「家族への素敵なお土産ができて嬉しい!」「本格的な道具を使って絵が描けて楽しかった!」と、皆さん大満足の様子でした。
台湾からのお客様:「とても楽しい家族の思い出ができました!」
台湾から親子で参加いただいたご家族は、お子さんは絵をうまく描くコツを学びながら絵を描き、お父さんとお母さんは本気でまんがっぽい自画像に挑戦していました。「日本のまんがの絵ってすてき。旅のいい思い出になりました!」と、この体験をとても気に入ってくださったようです。
フィリピンからのお客様:「この施設を目的に来ました!」
フィリピンから参加された方は、高知に立ち寄った際にはまんがBASEに来るのが目的だったそうで、「まんがが大好きで特にニセコイ(著:古味直志先生)が好き。日本の漫画やフィギュアを自宅に沢山持っていて、ここにまんがの施設があると知り、絶対に来たいと思っていました」と話してくれました。当館に配架されている『ジャンプ流!』の冊子と複製原画を見ながら「YouTubeでこのイラストのメイキング動画をみました!」とにっこり。3階のまんがルームでデジタル作画も体験され、しおり作りから2時間ほどじっくりとまんがBASEを堪能していかれました。
まんが文化は世界共通の楽しみ
まんがは、今や世界中の人々に愛されています。今回はしおりに絵を描く簡単な体験でしたが、ワークショップを通じて、国境を越えた「創作の楽しさ」「絵を描く楽しさ」「日本の文化」を共有できたことは、私たちとしても大変嬉しいことでした。絵を描くことやまんがを通じて言葉を超えたコミュニケーションが生まれ、国籍や年齢を問わず、みんなが同じ時間を楽しめたことも印象的でした。
これからも、世界中の方々にまんが文化を届けます!
このイベントをきっかけに、高知のそして日本のまんが文化をさらに多くの方に楽しんでいただけるよう、今後もさまざまな企画を行っていきます。次回のイベントもどうぞお楽しみに!