いよいよ、6月6日(木)にまんが甲子園予選作品の応募締め切りを迎えます。ペン児の皆さん、ベストは尽くしましたか?追い込みをかけているペン児たちも頑張ってください。
まんがBASEでは2か月ごとに、まんが甲子園作品展示コーナーの入れ替えを行っています。
今回は『審査委員長賞編⑤』と題して埼玉県にある私立花咲徳栄(はなさきとくはる)高等学校の2作品をご紹介します。
それではどうぞ!
第16回(2007年) 審査委員長賞
私立花咲徳栄高等学校(埼玉県)
テーマ『世代交代』
乳歯から永久歯に生え変わる様子を擬人化し、世代交代を表現した作品です。
下から生えてくる永久歯に押し出されて抜ける乳歯。
抜けた乳歯は、「下の歯は屋根の上に投げる」風習にならい、屋根の上に投げられ雨どいの中に。そこには、自分と同じように役目を終えた乳歯たちの姿がありました。
乳歯の様子に少し哀愁すら感じますね。
この歯を投げる風習は今の子どもたちもやっているのでしょうか?
第21回(2012年) 審査委員長賞
私立花咲徳栄高等学校(埼玉県)
テーマ『まんが県』
先生たちが職員室で談笑しています。どうやら、学校の教科書がすべてまんがに変わったようです。
おかげで生徒たちの勉強への意欲が増しているようで、先生方は喜んでいます。
ところが、増し過ぎた意欲が勉強をはかどらせるようで、生徒たちのランドセルは紐でくくらないといけないほどギッチギチ。転んでしまう女の子や、重すぎて息を切らしている子どももいます。
授業の進みはよくなっても、物理的な新たな課題が出てしまいましたね。
近年は、電子書籍の登場でタブレットのみを持ち運べばいいので、この問題は解決できそうですね。
いかがでしたか?
私立花咲徳栄高等学校は過去に、第2位を2度、審査委員長賞を3度、高知県高等学校文化連盟会長賞を1度と、複数の受賞経験のある学校です。
この2作品の展示期間は7月末まで。
ペン児たちの魂のこもった作品をぜひご覧ください。