
皆さん、朝ドラ「あんぱん」は見ていますか?
暗い話が続いた戦争編が終わり、物語も折り返しに来ました。
ここから、のぶの人生や崇が「アンパンマン」を生み出すまでの紆余曲折がどのように描かれるのか見逃せませんね。
まんがBASEでは、『あんぱん』の放送に合わせて、まんが甲子園で『やなせたかし賞』を受賞した作品を展示しています。
7月からその第3弾として、私立 京都精華学園高等学校の2作品を展示します。
それでは見ていきましょう!
「やなせたかし賞」とは…
まんが甲子園の永世名誉審査委員長である、やなせたかし先生が第20回大会から個人的に設けた賞で、本選大会の全作品の中から1作が選ばれます。
この賞は現在でも、やなせ先生と親交のあった漫画家によって選考されています。
第30回(2021年) やなせたかし賞
私立 京都精華学園高等学校(京都府)
テーマ『アナザーオリンピック』
エビをめがけて進む魚群、その中から一匹が抜けだし大きな口を開いて大ジャンプ!
しかし、食いついたエビは釣りの餌で魚はそのまま釣り上げられてしまいました。
会場がオリンピック記念に開催された釣り大会だったようです。
魚の食いつくシーンがあおりの構図で大きく描かれ、迫力を感じますね。
私もこんな大物を釣ってみたいです。(笑)
この年は延期された東京オリンピックが開催された年です。スケートボードやスポーツクライミングなどが新競技として導入され、記憶に残っている人も多いと思います。ちなみに釣りは1900年のパリオリンピックでは非公式ですが、競技の一部だったそうです。
第32回(2023年) やなせたかし賞
私立 京都精華学園高等学校(京都府)
テーマ『新ルール』
ここは鬼と人間が仲良く暮らす鬼ヶ島。
新しく出来たルールによって、鬼はまじめに働いたり、人間の手伝いをしています。
しかし、鬼のせいで困っている人物が一人…
そう、桃太郎です。
こんなに平和なら戦う理由はありません。
家に引きこもっている桃太郎にお婆さんが「いつになったら働くんだい‼少しは鬼を見習いな‼」と小言を言います。なんという皮肉でしょう。
桃太郎は果たして「何のために生まれて、何をして生きるのか」答えを見つけられる日は来るのか…。
ちなみに、この年からまんが甲子園の本選のルールが変わったため、「新ルール」が作品のテーマに選ばれました。
いかがでしたか?
展示期間は2025年8月31日(日)までを予定しています。
ドラマと合わせてまんが甲子園の作品も、ぜひ見に来てください!
そして、来月はいよいよまんが甲子園本選が開催されます。
ペン児の皆さん、全力を尽くしてくださいね(^▽^)/